こんにちは、レクリヘアーの西田です。
ヘアカラーのダメージを抑えるために、毛先の既に明るい箇所に色を入れる時は微アルカリカラー(ピグメント)という薬剤を使用するお店も少なくないと思います。しかし、最近人気のイルミナカラー、アディクシー、スロウなどのカラー剤は基本OX(過酸化水素水)で薬剤コントロールするので、毛先用の微アルカリカラー(ピグメント)がありません。アルカリ量があった方が発色が良く綺麗に色が出るからだと思いますが、実際どれくらい発色が違うのか、ダメージはどうなのか?気になったので検証してみました。
検証スタート
ホーユーのブリーチ剤で、2回ブリーチした状態です。
今回は
- 使用する薬剤は、アリミノのカラーストーリー9RR(赤)のアルカリカラーと微アルカリカラー
- OXは全て2.8%で統一
- 添加物や酸処理などは一切無し
- 放置タイムは25分
- グラム数もすべて統一
上記の条件で行います。
検証スタート
一回目のカラー後はこんな感じです。
やっぱアルカリカラーのが発色が良いですね。
ピグメントはオレンジっぽい仕上がりになっています。
この状態から褪色を見ていきます。
シャンプーブローを3回繰り返した状態
シャンプーブローを5回繰り返した状態
なるほど。
アルカリカラー側の褪色変化はこんな感じです。
ちょっと褪色していますね。黄色味が出てオレンジっぽくなっています。
対して、微アルカリカラー(ピグメント)の褪色変化はこんな感じです。
シャンプー前が既にオレンジぽかったのですが、アルカリと比べると褪色は少ないです。
繰り返し染めてみる
次に、繰り返し染めることによる色の変化とダメージ具合を見ていきたいと思います。
2回目のカラー後
連続して染めることにより、両方とも色がガツっと出ています。ピグメントの方はまだ若干オレンジ味が残っています。
全く関係ないですが、色をはっきり出したい人にWカラーが有効なのが良く分かります。
3回目のカラー後
3回目となると両方とも黄色味が完全に消され、チャートと同じくらいの赤に染め上がってます。
ダメージは、濡れている状態だとアルカリカラーで染めた方が若干引っ掛かりがありますが、酸処理すれば問題ないレベルですね。乾いた状態はほぼ変わらず、見た目の毛羽立ちも大差はない状態です。
5回目のカラー後
なるほど。
パーマをかけてみる
見た目や触った感じのダメージはほぼ変わらないので、次に内部のダメージはどんな感じかパーマをかけてみます。
- 3.5cm×3.5cmの毛束
- アリミノの最近出たパーマ液
- 放置5分、2液5×5分
でパーマをかけた状態がこちら
なるほど。
触った感じのごわつき感はあまり変わらないですね。リッジは若干アルカリカラーのが良い?気がします。大差はないで。
次に、乾いた状態がこちら
あれ?
パーマのダレもアルカリカラーのが少ない?感じですかね。ドライヤーを使ったので正確ではないですが。予想に反した結果に。。。
パーマをかけた時の褪色の違い
アルカリカラー側の褪色はこちら
一回のパーマで結構色が抜けました。赤味がかなり抜けオレンジっぽくなってます。
続いて、微アルカリカラー(ピグメント)は
こちらも褪色はしていますが、アルカリカラーに比べると若干赤味が残っています。
まとめ
今回、微アルカリカラー(ピグメント)を検証してみましたが、思っていた以上に発色の差がありました。そして、ダメージに関しては見た目、触った感じの差はほぼほぼ無いかなという結果でした。
パーマや縮毛矯正などの施術をしなければ、アルカリカラーをOX調整して、金属イオン対策をし、酸処理をしっかりやった方がキレイな仕上がりになる気が個人的にします。あくまでパーマや縮毛矯正をしないていですが、、、
結果
- 発色はアルカリカラーのが良い
- 見た目と手触りのダメージ差はほぼ無い
- パーマのかかりも大差なくかけられる
- シャンプー時の褪色は微アルカリカラー(ピグメント)のが少ない
- パーマ時の褪色は微アルカリカラー(ピグメント)のが少ない
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