従来のカラーに比べ、色、透明感、傷みが優れていると言われているイルミナカラー。
実際、毛束やモデルさんに染めてみて、赤味を抑えた色味・透明感・ツヤ感はイルミナカラーならではでとても良い。しかし、傷みに関しては世間が騒ぐほど違いが分からない。ツヤ感＝ダメージレスとは限らないし…
こんにちは、レクリヘアーの西田(＠recre_shige)です。
先日ディラーさんに「イルミナカラーって色味は凄く良いけど、ダメージレスの部分はあんまり良く分からない」っと西田が申した所「イルミナカラーは5回染めれば劇的にダメージの違いが分かりますよ。」っとの回答。それを聞いた西田は「えっ！？それ凄いっすね。イルミナやばいっすね。」とはならない。
5回染めてみた
っということで、実際に５回染めると劇的に変わるか実験してみることに。
- イルミナカラーの12レベルと某カラー剤12レベルを使用。オキシは６％で2倍。
- 時間も塗布量も同じ。
- 放置タイムは30分。
- 人毛100％のウィッグを使用。
- 処理剤は一切使わない。
見た目、ツヤ感、手触りなどが実際どうなのかを見ていきたいと思います。
たっぷり塗布して、放置３０分。
１回目の染めあがり
２回目の染めあがり
３回目の染めあがり
写真じゃ分かりにくいが、イルミナカラーの色味・透明感・ツヤ感はやっぱり良い。
手触りに関しては今のところ大差はないかな。
４回目染めあがり
５回目の染めあがり
なるほど。
たくさん洗ってみた
イルミナカラーは、水道に含まれる銅イオンとカラー剤に含まれるアルカリが反応して傷むという考え方なので、たくさん洗ってみた。
洗いながら思ったのが濡らした時のイルミナカラー、手触りが抜群に悪い。でも、乾かすとイルミナカラーのがツヤ感が良いですね。カチオンの関係かと思う…トリートメントつければ特に問題はない。
乾かすと手触り、見た目のツヤ感はイルミナカラーのが出る。っということは「やはりイルミナカラーの方がダメージが少なかった」とはまだならない。冒頭でも述べたようにツヤ感=ダメージ度ではないから。
ここからさらに調べてみることに。
まず、表面に着いているコーティングを取り除き、そしてパーマをかけて毛髪強度をチェックしてみる。本当にダメージが少ないならパーマのかかりにも変化があるはず。
パーマをかけてみた
- 左右とも４㎝×４㎝の毛束
- ロット、薬液は同じ
- 放置タイムも同じ
- 処理剤は一切使わない
- 自然乾燥で乾かす
テストカール
パーマ後
ドライヤーで乾かすと正確ではないので、今回は自然乾燥での仕上がり
なるほど
まとめ
劇的には変わらないが、イルミナカラーのがダメージが少ないかな？という結果に。ただ、ちょっと質感が固くなった気がしなくもない。それにイルミナカラーは毛先用の薬がない。OXでの調整のみになるのでアルカリ量は変わらない。に対し従来のカラー剤はアルカリ量が少ない毛先用があるので、今回はあくまで根本の薬を使ったうえでの結果。
- 乾かした時の手触りツヤなどはちょっと良い。
- パーマがキレイにかかった。
- パーマのダレが若干少ない。
- リタッチを染める上ではイルミナカラーのがダメージが若干少ない。
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