こんにちは、ほしのです☆
普通のパーマとデジタルパーマの違いといえば仕上がりなんですが
その仕上がりに違いを出すためには、熱処理が重要になってきます。
デジタルパーマをかけたことがある方ならわかるかと思いますが
ロッドから髪に熱を加え乾燥をさせます。
今回はその熱処理がいかに大切かのお話し。
デジタルパーマのかけ方
カット後
①薬液塗布
パーマをかける部分に薬液をつけます。
この時点でパーマの仕上がりがほぼ決まります。
②薬液を流す
一度、薬を流します。
③ロッドを巻く
コールドパーマと違い
薬液を流してから巻きます。
④熱処理
約60℃~80℃の熱を加え
髪を乾燥させます。
⑤ロッドアウト
ここでもコールドパーマと違い
デジタルパーマはロッドを巻いたまま薬液はつけません。(お店によって違う)
⑥2剤塗布
仕上げ
と、いうような流れです。
そもそも熱処理とは?
大体の方がなんでデジタルパーマをするときに
なぜ?熱を加えるのかよくわからないと思います。
なんとなく、熱を加えた方がパーマがしっかりかかるのかなぁ~
って感じではないでしょうか?
デジタルパーマの熱処理の目的は
髪を乾燥させることにあります。
髪は、濡れている時から乾くときに形が決まります。
ブローをしたりコテやアイロンを使うと
まっすぐにしたりカールにしたりできると思いますが
それと同じです。
つまり、デジタルパーマは
髪を乾燥させて巻いた状態をキープさせるために熱処理をします。
気をつけなければいけないこと
髪は熱に弱く、その熱が高いほど
髪のダメージの原因や硬さの原因になってしまいます。
少し前のデジタルパーマは
髪が硬くなる、傷むなどよく言われていました。
それは、おそらく熱処理が高すぎたために起こっていたことだと思います。
しかし、あくまでデジタルパーマの熱処理は髪の乾燥なので
そこまで高温を使わなくても髪を乾燥させることができます。
なので、今では髪の状態を見極め
髪の状態に合わせた温度や時間の設定で
必要以上の熱を与えないように乾燥させます。
そうすることで、髪の柔らかさは残しつつ
しっかりカールを作ることができます。
逆にもし、熱処理があまいと
髪しっかり乾燥しなかったりするので
そうなるとデジタルパーマ本来の力が発揮できません。
デジタルパーマは髪が乾燥して初めて意味のあるパーマになります。
乾燥があまいとパーマのかかりやもちにも影響してくるので
デジタルパーマをかける際の熱処理はすごく大切です。
更に、初めてデジタルパーマをする方にはロッドを外すまえに
必ず説明しておかないといけないことがあります。
熱処理をしっかりすると
例えば毛先に柔らかさが欲しいとデジタルパーマをかけるとします。
この写真はパーマ後の状態です。
誰が見てもそんなに強いパーマには感じないと思います。
乾燥中、ロッドが熱くなり髪を乾燥させます。
髪が乾燥したらロッドを外し2剤をつけていくんですが
この後もし何も説明しないでいたら・・・・
ロッドアウト後、仕上がりに不安を感じませんか?
私、毛先に柔らかさが欲しいだけなのにこんなぐりぐりになっちゃった!!
大丈夫なの?
ってなってしまいます。
中には怒ってしまうかたもいるかもしれません。
だけど仕上がりは
コレですよ。
あんなにぐりぐりでも仕上がりはこんなに緩い
でもあのくらいなっていないとかからないんです。
説明していても初めての方は不安になってしまうかもしれませんが
デジタルパーマをかける前にこのポイントを知っておいた方がいいと思います。
まとめ
熱処理のあまいデジタルパーマは
アイロンのあまい縮毛矯正と同じです。
縮毛矯正も熱処理でクセを伸ばした状態で乾燥していないと
しっかりクセが伸びません。
デジタルパーマはそれのカールバージョンです。
普段こんなぐりぐりになってしまうことはないと思いますが
逆に楽しんでもらいながらデジタルパーマをかけてもらえればと思います。